膝関節

【手術の前に】変形性膝関節症の治療法を徹底解説

変形によるひざの痛み

困ったヒト
病院で手術と言われたけど、なるべく手術はしたくない。 何かいい方法はないか知りたい。 今までは、注射とか薬とかの治療してたけど効果なかったな、、、

こんにちは、気ままなセラピストのなおやです。

整形外科で10年。たくさんの膝関節痛の患者さんの治療をしてきました。膝関節痛の方が少しでも楽になるためのお手伝いをしたい。

 

膝関節痛に対する治療法を解説します。

最初に提示すると、膝関節の治療は、

  • 手術をしない治療法(保存療法)
  • 手術をする治療法(手術療法)

この2つに分けられ、さらに手術以外の治療法は、

  • 運動療法
  • 薬物療法

に分けられます。

 

なるべく手術はしたくないんだけど、、、

 

その気持は良くわかりますが、治療の選択は「ひざの状態と日常生活のしづらさ」で変わるかもです。

 

治療として手術が必要なひざの状態

変形性膝関節症の手術

ひざの痛みに対して、手術が必要とされる目安は以下のとおり、

  • 痛みが強く日常生活が送れないから、すぐ痛みをなんとかしたい
  • 2〜3ヶ月間、手術以外の治療をしたけど症状が改善しない
  • レントゲンなどで変形などが強すぎる
  • 変形が悪化している

ひざの痛みで日常生活に大きな支障がある場合や、手術以外の治療を継続していても症状が改善しない場合は「膝関節の手術」が必要になる可能性が高いです。

 

自分らしい生活が送れるか

上記のとおりです。

「痛みのため自分の好きなことができない生活」を送るよりも、手術をして「痛みがなく自分の好きなことができる生活」を送るほうがはるかに幸せなはず。

  • 膝が痛くて旅行に行くのに悩む
  • 膝が痛くて友だちと遊ぶのが億劫
  • 膝が痛くて孫が来ても楽しめない

例えば上記とかだと、結構人生楽しくないなと思ってしまいます。

それが、手術をしたら、

  • 手術したけど、ひざの痛みがないから旅行行けて嬉しい
  • 手術怖かったけど、ひざの痛みがなくなって友達と遊べてうれしい
  • 孫と思いっきり遊べるから、手術してよかった

こんな感じに、変わることができるわけです。

手術しないで、痛みを我慢しながら生活している人を見ると、「良くしてあげたいけどこの状態であれば手術したほうが幸せだろうな」と、思ったりもします。

ということで、ここまでの内容で思い当たることがあれば、ひざの専門医に見てもらうのもありかもです。

 

でも、まだそこまで症状も、強くないし痛かったり痛くなかったりするから、手術はもう少し考えたいんだよな、、、

もう少し、それぞれについて、丁寧にはなしていきます。

 

変形性膝関節症の治療法を紹介

変形性膝関節症の治療

手術療法も含め変形性膝関節症の治療法を、ある程度深堀りしつつ紹介していきます。

先程紹介したように、変形性膝関節症の治療方法は以下のとおり、

  • 手術以外の治療法
  • 手術による治療法

さらに「手術以外の治療法」は、

  • 運動療法
  • 薬物療法

に分けることが可能。原則として、運動療法と薬物療法は併用しながら治療していきます。

手術以外の治療法をそれぞれ解説しつつ、なぜ併用して治療を行っていくかを解説していきます。

 

運動療法の、重要性

運動をして、ひざの負担を減らすことで、痛みが軽減します。

 

動かないと、どんどん弱る

弱っていくと、負のスパイラルに突入です。

筋肉が弱る→軟骨がすり減る→痛み→力が入らない→動けない→安静にする→筋肉が弱る

 

ひざが痛い患者さんは、みなさんこのような負のスパイラルに陥っており、どんどんひざにダメージがかかっています。

うまいこと痛みをコントロールして、運動をしながら、ひざの負担を軽減している人は、良くなっていくと思っています。

 

状態にあった運動が、効果的だった

運動と言っても、何でもいいわけではありません。

ひざの状態、もっというと「カラダ全体の状態」にあった運動が必要なんですよね。

ひざが痛いなら「スクワットをしとけばいい」とか思っている方も多くいますが、それが「カラダの状態」にあってなかったら、危険です。

そのため、カラダの専門家と協力して、運動療法することをおすすめします。

 

薬物療法で、ひざの炎症を抑える

ひざに炎症があって、痛みが出る場合は、湿布や薬、注射といった「薬物療法」が効果的です。

炎症であれば、運動療法は逆効果。
薬物治療なら、ひざの炎症を抑えて、痛みをコントロールすることが可能です。

 

炎症を抑えて痛みをコントロールすると、実は運動療法が行いやすくなります。
かなりざっくりとしていますが、、、解説します。

 

痛みのコントロールで負のスパイラルから脱出

負のスパイラルから脱出できたら、すごく嬉しいですよね。

痛む→薬物療法で炎症を抑える→痛み引く→運動療法→ひざの安定

これは、ひざ以外の場所(腰・肩など)も一緒で、覚えておくと、他の場所が痛くなったときも、役立つかもです。

 

運動療法と薬物療法を併用すると効果的な理由

運動療法と薬物療法を併用することで負のスパイラルを脱出する事が可能かもしれないです。

以下の図のとおり、

※図を挿入

 

というか、運動したくても痛くてできないし、痛みが取れても負担が軽減しないと、また痛くなるしで、どっちも重要です。

 

まずは炎症を抑える→そして運動しよう

薬物療法で炎症が落ち着いたら、負担がかからない運動から始めましょう。

 

例えば痛み止めの注射→パテラ・セッティングとかですね。

 

大切なことは、痛みが引いてきたら、運動を始めるチャンスです。
チャンスではありますが、運動の選択は間違えちゃいけないですね。

自分のカラダにあっていないエクササイズを、思考停止して続けるのは、NGだと思います。

 

手術療法のタイミング

なんだかんだで、みなさんここが一番気になりますかね、、、
ひざの手術療法が必要な時って、結局は「痛みで日常生活が楽しめない時」だと思うんですよね。

 

手術をすることで笑顔が増えました。
手術をして、痛みはなくなることが多いです。控えめに言って、その後は楽しい人生が送れます。

 

だから、保存療法をして痛みが変わらないのを、ずっと我慢するのは、どうなんだろうと感じるんですよね。
もちろん、手術をするのは、かなり抵抗があるのもわかるので「このまま我慢して果たして人生楽しいか」と、冷静に自問自答してみるのも大切。

手術療法は、ひざの状態により、3つの方法があります。
なので、ひざの専門医を受診して、話を聞いてみるのも大切です。

冷静になり、今後の人生を思い浮かべてみましょう。
そして、あなたが笑っていられる方法を、選ぶだけです。

 

1年後、笑顔でいれる選択をする

まとめると、

  • ひざの治療には「手術をしない治療法」と「手術をする治療法」の2つがある
  • 手術をしない治療法には「運動療法」と「薬物療法」があり、それぞれ併用しながらの治療が重要
  • 日常生活に支障が出るようであれば「手術」を検討する必要がある

 

上記です。

僕個人の意見になりますが、痛みを我慢して日常生活の自分のしたいことを我慢するのであれば「手術」をしてしまったほうが良いと思います。

 

リハビリを受けると少し楽になる

こういった感覚がある方は、もしかしたら治療のやり方を変えたら良くなる可能性があるかもです。

  • 時間をかけてひざに負担がかかる原因を探す
  • カラダ全体のバランスを調整してみる
  • 適切なホームエクササイズをする

 

上記のような感じ。今までのリハビリでは足りなかった部分があるかもなので、丁寧にひざと向き合ってみるのもいいですね。

僕が運営している「カラダ・ラボ  オレンジ」では、時間をかけてあなたのひざの症状と向き合い“できない” を “できる” に変えるお手伝いをすることができます。

もう少し「手術をしない治療法」にかけてみたい方は、下記のHPからお気軽にご相談くださいませ。

”できない”を”できる”へ ヘッダー

-膝関節

Copyright© カラダ・ラボ オレンジの日記 , 2023 All Rights Reserved.