運動器

運動器疾患の器質的・機能的問題の違いを解説

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新人の頃は知らないことばかりで、、、

特に、自分がよくできる疾患とよく出来ない疾患の区別もなかなかつかなかったことを思い出しました。

今になって、すごく重要だなと思うことは、

器質的な疾患機能的な疾患の違いをしっかり理解し臨床をすること。

これが非常に重要だと強く言いたい。

この記事では、そのへんのことについて解説していきたいと思います。

この記事でわかること

  • 運動器疾患は2つの疾患に分類できる
  • スペシャルテストの効果的な使い方

この辺を解決していきます。

スムーズに患者さんを診たいひとは最後までぜひご覧ください。

運動器疾患は2つに分類できる

運動器疾患は2つに分類できます。

なぜ2つに分ける必要があるかというと、自分が治療をすることで

よくできる疾患” と “よくできない疾患

を知ることができるからです。
このわけわけをしっかりできるか出来ないかが、臨床をする上で重要なところになります。

どんな分類をするかは以下のとおりで、

  • 器質的な疾患
  • 機能的な疾患

 

このどちらかに振り分けていく感じ。

もちろん、きれいにどっちかに分けられることは結構少なく、両方が混じっている場合がほとんどなので注意が必要です。

では、2つをくわしくみていき詳しく見ていきます。

器質的な疾患

器質的な疾患というのは、

“ある障害や病変の原因が、カラダを構成している組織のどこかにあってそれが特定できること”

難しい解説を要約するとこんな感じです。

運動器疾患であれば、
骨の変形とか椎間板ヘルニアとかのことを言います。

これに関しては、僕たちの治療ではなんとも出来ない状態です。

外からマッサージをして変形をもとに戻すとか、ヘルニアを中に戻すとかなかなか難しくないですか?

なので、器質的な問題で症状が出てしまっているものに関しては、骨を削るとか出てしまったものを取り除くとかしないとダメということになり、僕たちの手には負えないといったところになります。

機能的な疾患

機能的な疾患というのは、

“運動器を構成する組織に特定の異常が認められず、機能が落ちることによって症状が出てしまっているもの”

を言います。

例えば、

  • 肩関節のインピンジメント
  • 膝半月板障害
  • 椎間板性腰痛

などが、運動器に機能的な障害があることによって起こる疾患になります。

機能的な疾患の問題点は、

  • 関節可動域の問題
  • 筋力の問題
  • 神経系の問題

など、さまざまな事を考える必要有りです。

詳しくは、この記事を御覧ください。
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ここの機能障害に関しては、問題になっているカラダの機能(使い方みたいなイメージ)を改善させる必要があります。

僕らの出番です。

ということで、僕らセラピストがよくできるものは “機能的な問題” によって症状が出ているもののみ。
なので、最初の段階でどちらの問題で患者さんが困っているか振り分ける必要があるということです。

ここで機能的な疾患に振り分けられたものは、もれなく僕らが治療することによって改善することができる疾患なので気合を入れて患者さんを診ましょう。

とはいえ、MRIとかの画像診断ができないと器質的な疾患か機能的な疾患かしっかりと鑑別できないので治療できないのでは、、、

こんな疑問もあると思います。

それについては、

スペシャルテストが陽性→MRIなどの精査

っていう流れで解決です。
問診やスペシャルテストをうまく使えば、器質的な問題なのか検討をつけることが出来ます。

例えば、半月板損傷の検査に使うマックマレーテストが陽性であれば、半月板の断裂などを疑いドクターに精査はどうだろうかと相談するなど、、、

ただしここには問題があって、スペシャルテストの精度を上げる必要があるということ。

常に同じように結果がでないと、評価としてはやや信頼に欠けるものになってしまいます。

制度の高い検査がいつもできるように練習は必要です。

 

スペシャルテストの効果的な使い方

 

問診・視診→触診・スペシャルテストがおすすめ。

スペシャルテストは触診と合わせて、 “評価の補助” 程度のイメージです。

問診・視診で、7割程度の評価を終わらせてしまい、
触診・スペシャルテストでここまでに立てた仮設が正しいかどうかを確認するためにやる。

臨床を始めたての頃は患者さんの話を聞いても病態のイメージをするのはなかなか難しいところです。

ただ臨床をやっていて、問診・視診の段階でどれだけ詳細に患者さんの状態をイメージできるかが非常に重要だなといつも感じます。

うまくイメージできるようになると、必要最低限の検査で済むので時間の短縮になり必要なアプローチに時間を避けたり本などで得た知識と実際の臨床をリンクさせる作業もできるので自分のスキルアップにもなります

この点を意識しつつ臨床に望むと、あきらかに自分のスキルがメキメキと上がっているのを実感できるはずです。

まとめ:器質的な問題は除外する癖をつけましょう

自分が見れない疾患を知っておくのは、患者さんのためにも自分のためにも重要なことです。

何でも自分で治したいと思うことは素晴らしいことですが、治せない疾患もあるということを理解するのも、超一流の柔道整復師には必要なスキルだと僕は思っています。

『でも、そこで引いたら負けじゃね。』

と思う人も中にはいるかも知れませんが、患者さんが良くならないことのほうがよっぽど負けかなと感じます。

自分がよく出来ない疾患を知りつつふるい落とし、よく出来る疾患を確実によくできる知識をつけていくことが重要です。

これからも日々精進ですな。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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