膝関節

偽痛風による膝関節の痛みには運動療法は不適応です

投稿日:

膝関節 偽痛風

5月もそろそろ終わり新人セラピストも臨床をはじめて2ヶ月経とうとしています。
臨床をしていると、自分の仮説と実際の患者さんの病態が合わないことって意外とよくあります。

この前はこの症状にはこのアプローチでよくなったのになんかおかしいぞ、、、

このなんかおかしいぞと感じることが臨床では非常に重要です。
なぜなら臨床ではセラピストがよくできる疾患だけが来るわけではないからです。

早急にドクターにコンサルタントしなければいけない疾患が紛れ込んでいます。
自分の治療の対象外の患者さんをいつまでも抱え込んでいることほど自分も患者さんも不幸にすることはありません。

いつもと違う、、、

その判断をしっかりできるようにすると自身を持って患者さんを診れるようになると思います。
なので今回は、臨床でも意外と遭遇する偽痛風による膝関節痛に関する記事です。

一緒に知識を積み上げていきましょう。

偽痛風による膝関節の痛みには運動療法は不適応です

いつもと同じように評価して、同じように治療したけどなんかしっくりこない。
現場で患者さんを見ているとよくあることだと思います。その中で、偽痛風はわりと多い疾患だと思うので解説していきます。

偽痛風は、簡単にいうと膝の中のピロリン酸カルシウムという物質が関節内に結晶として出現する疾患です。

臨床では、激痛を訴えて来院される患者さんが多く、外傷の既往がない場合は1番に考える疾患になります。
特徴として高齢者に多い印象があります。患部は、発赤と熱感が見られ腫れるので触ってみればわかります。

この疾患は関節炎が主な病態になるので、柔道整復師に出来る事は患部のRICE処置になります。

この時期に、ヘタに運動療法をしてしまうと症状がかえって強くなってしまうため注意が必要です。
開業を考えている方は、接骨院には多く来るであろう疾患なので覚えておいて損はないと思います。
この場合は、消炎鎮痛処置が効果的なので一度病院で精査してもらうように患者さんに伝えましょう。
その時に簡単に固定なんかをしてあげると患者さんも楽になると思います。

病院で行うことは、

レントゲン検査
血液検査

この2つを行います。

レントゲン検査では骨に異常がないかを判断します。
骨に異常があれば骨折に準じた治療をしていく必要があります。

血液検査では、感染の有無と炎症反応をみます。偽痛風は、感染によるものではないので基本的には炎症反応が高くなります。
この2つの検査により偽痛風か判断します。

偽痛風であれば、消炎鎮痛薬の内服と安静で経過を見ますが、1週間もすれば痛みはかなり軽減していく印象です。

偽痛風以外にも対処不能の疾患はあります

偽痛風以外にも、柔道整復師に見れない疾患は日々の臨床には多く紛れています。
患者さん自身が接骨院に来る時に診れる診れないを判断しているわけではないですからね。
ここら辺の疾患の知識はしっかり持っておいた方が良いですね。

僕が気をつけている基準は、急性期の固定、その後の運動療法で良くなるのかならないのかです。

運動療法で治らない=柔道整復師にはよくできないからです。

そのほかに、運動療法でよくできない疾患は、

関節リウマチ
骨壊死
蜂窩織炎  などです。

この疾患に関しては、接骨院でも遭遇しやすい運動療法ではよくできない疾患だと思うので、特徴をインプットして医師にコンサルタント出来るようにしておきましょう。自分の手に負えない疾患をちゃんと医療機関に送るという判断をするのも臨床には必要な能力だと思います。

僕だったらこんな固定をします。

膝の安定性が確保される固定であれば何でもいいと思いますが、1番簡単なやり方はプライトンや厚紙副子などを膝の内・外側から当ててあげるのが良いかと思います。これを綿包帯で巻いてあげれば患者さんは楽になります。松葉杖を貸して病院に見てもらうように促しましょう。
画像は後日アップします。

まとめ

偽痛風は意外と多くみる疾患の1つです。偽痛風が疑われるときに柔道整復師ができることは運動療法ではなく安静を保つことです。
さぁみなさんも偽痛風による膝関節の痛みに対して固定を作ってみましょう。
ここまでするとやりすぎと思う方もいるかもしれませんが、これで患者さんが楽になるなら僕は良いかなと思います。
柔道整復師の武器の一つは、簡単な素材で上手いこと固定を作る事ができるという事です。こんなんでいいのかと思うような簡単な固定でも、安定感が出ると患者さんはかなり楽になります。
こういった小さな患者さんとの積み重ねが信頼とつながるのでコツコツと積み上げていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

カラダ・ラボ オレンジ

-膝関節

Copyright© カラダ・ラボ オレンジの日記 , 2019 All Rights Reserved.