膝関節

膝関節のラグ

投稿日:2019年6月18日 更新日:

関節の治療で
“ラグ”
って結構重要ですよね。

なんで重要か簡単に説明すると、

“関節可動域制限が筋力低下によって起きているものなのかそれ以外が原因でおきているのか”

これを判別するために、ラグがあるかないかを確認すると思います。

今回は膝関節の“ラグ”について解説していきたいと思います。

この記事を読むことによって膝関節の“ラグ”の原因と解決方法がわかると思います。

膝関節のラグとはいったい

ラグとは関節可動域を見た時に Passive と Active に差がみられることをいいます。

起こる理由としては、関節のモビリティーはあるけどモータコントロールがうまく出来ていない事によって起こります。

具体的に臨床ではどんな状態かというとPassiveで膝の伸展は0°できるがActiveになると10°までしか伸展しないというような状態のです。

膝関節に限らず、肩関節などにもみられます。

臨床ではこのラグを改善することが非常に重要になります。

膝関節のラグの原因

原因を上げていきましょう。膝関節は伸展可動域に対してラグが起こりやすいです。
Extension Lag ってやつです。

  • 筋力低下(滑走性など)
  • パテラの可動性
  • 腫脹・水腫による神経生理学的抑制

こんなところが原因になるのかなと、、、
基本的には脛骨大腿関節の可動性には問題はなく屈曲伸展をする組織に問題があります。

1つずつ深掘りしていきます。

筋力低下

筋肉の出力が低下することによって起こります。
関節を動かすには筋肉がしっかりと収縮弛緩をしなくちゃいけないです。
そこに筋力低下や周囲組織とくっつく事によって滑走性なんかが悪くなってしまうと筋肉がうまいこと収縮と弛緩ができなくなってしまいラグが起こります。

膝なんかでは、大腿四頭筋に関係したラグがすごく多いですね。
特に膝関節の最終伸展可動域付近ではいつもより50%以上も強い筋力が必要とされているので少しでも筋力低下が起こってしまうとラグも出やすくなります。
以前は内側広筋ばかり問題視していましたが、以外に中間広筋がキーになっているように感じています。

パテラの可動性

膝関節の屈曲伸展にパテラの可動性は非常に重要です。
パテラがきれいに大腿の溝にハマることで大腿四頭筋の力をうまく使えるんですね。
よくトラッキング・エラーとかいいますが、パテラにも細かい動きがあってその動きがしっかりとでていないとダメです。
ただパテラが上下に動いているだけでは膝の治療はうまくいかないと思います。
特に起こりやすいのはパテラが外側に引かれる動きです。
そうすると力が下腿にうまく伝わらないのでラグの原因になったりします。

腫脹・水腫

関節が腫れると筋萎縮が起きます。筋肉が働きづらくなります。
関節の腫れが神経原性抑制を起こすからです。
どんなことかというと、
関節が腫れたまま動かしているとすごいストレスが膝にかかるのでそれを防止するために神経が筋肉にブレーキをかける働きだと理解しました。
臨床では内側広筋が選択的に抑制されます。
伸展の最終域には内側広筋がメインで働くからではないでしょうか。

とにかく関節水腫は関節内の環境のためにも、筋肉のためにも早くに引かせるように治療を展開していく必要がありますね。

臨床では意外と関節のラグが残っていることは多いです。
ということは、
関節の機能異常があるということでなので、、、
それをほっておいたらいつかは機能障害になってしまいます。

痛みなどのいろいろな症状の原因にもなるということです。
それを予防するのもセラピストの仕事です。

痛みがなくなってしまったから良かったではなく、機能異常まで取り除いて初めてリハビリが完了すると思ったほうが良いかと思います。

そのくらい症状が改善できたらリハビリも楽しそうですよね。
僕もそこを目指して猛進していきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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