膝関節

膝の解剖で詳しく知っていたほうが良い組織【参考】

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関節は単純に骨と骨がつながっているだけではないです。

  • 骨の形状
  • 補強している靭帯
  • 筋肉の働き方
  • その他の軟部組織の働き

これらの、要素がいろいろと作用しあって関節の運動が成り立ちます。

なので、関節について勉強すればするほど効果の高い治療ができるようになります。
患者さんをよくできる機会が増えるということになりますね。

なので今回は、膝関節の治療をする上で深く掘り下げておいたほうがいい組織をピックアップしたいと思います。

順にみていきましょう。

深掘りしたい膝の解剖①骨

膝関節の骨で深掘りしておきたい骨は言うまでもなくこの③つです。

  • 大腿骨
  • 脛骨
  • 膝蓋骨

です。
この骨が膝の関節を構成し、どんな動きをしていくのかが決まります。

掘り下げていきたいことは、骨の形態的な特徴です。

骨の構造的な特徴を理解すると、膝の基本的な骨運動を理解することが出来ます。
骨の形態によってどんな運動が誘導されるのかは知っておいたほうが良い知識になります。

特に臨床では運動時の大腿・下腿の回旋の評価が重要になります。
基本の骨運動がわからないとそもそもアプローチができません。

深掘りしたい膝の解剖②筋肉

筋肉は、膝関節をまたぐものはしっかりと網羅しておきたいですね。

  • 伸筋群:大腿四頭筋
  • 屈筋群:大腿二頭筋、ハムストリングス、腓腹筋、膝窩筋
  • 内側:鵞足筋、内転筋
  • 外側:腸脛靭帯に付着する筋

この辺が膝関節の運動に関係する筋肉になります。
それぞれに特徴があるので、ひとつひとつ勉強しておくことをおすすめします。

特に臨床で問題になるのは組織感の滑走性です。
組織間の滑走性が低下すると、伸張性や筋出力などが低下するので機能障害になります。

例を上げると大腿四頭筋の各菌の滑走性が悪くなると屈曲障害が出るみたいな感じです。

深掘りしたい膝の解剖③靭帯

靭帯が骨を連結することによって関節を安定させています。
安定しない関節では運動がうまく起こりません。ストレスも増加します。
ということで、靭帯が非常にいい仕事をしています。
ここで深掘りしておきたい靭帯は、

  • ACL・PCL
  • MCL・LCL

とりあえず押さえておきたい靭帯です。

特に、ACL・PCLの安定化機構は非常に面白いものがあります。
伸展時の安定化はいろいろあると思いますが、屈曲時は結構少ないんですよね。

深掘りしたい膝の解剖④半月板

半月板はひとまずしっかり勉強しましょう。
荷重時の膝のストレスを考える上で半月板の理解は必要になります。

僕が特に重要だと思う事は、神経・血管分布と可動性です。
半月板は膝の機能障害が起こると簡単に損傷します。
簡単に損傷しますが修復はすごく難しいです。
なので、損傷させないが半月板に対する考え方になります

そのためには半月板の正常な運動を知りストレスを減らす方向に誘導していくことを考えます。
危険なストレスを簡単に解説すると“回旋”です。回旋をいかに減らしていくかを考えていくことが膝の治療をする上でのポイントになります。

詳しくは、記事にしようと思いますのでそちらをご覧ください。

深掘りしたい膝の解剖⑤その他

そのほかにも重要な組織は意外とあります。

  • 膝蓋下脂肪体
  • 膝蓋上嚢

これは最低でも押さえておきたい組織です

膝蓋下脂肪体は、神経がたくさん分布しているため膝の痛みの原因で特に多いです。
原因は柔軟性の低下です。
痛みを伴った可動域制限に関してはこの組織をしっかりとゆるめて柔軟性をあげることによって驚くほど痛みの改善が見られることも珍しくはないです。

膝蓋上嚢は屈曲可動域制限の原因になります。
結構厄介な組織ですよね。
どこの組織にも言えることですが、滑走制限を作らないが大前提です。
対応としては、大腿四頭筋セッティングが効果的かと思います。

解剖を理解するのが臨床上達の鍵

最初は手技ばかりインプットしていましたけどなかなか治療効果が上がらなくなるんですよね。
その理由は、治療対象にしっかりとアプローチできていないからなんです。
料理も、何を作ろうか決まっていてもそれに向かって作っていかなければ違う料理になってしまいます。
ここで紹介しているのはあくまで最低でも知っておきたい組織なのでこれだけではもちろん充分ではないです。
僕自身もまだまだ勉強中なので、これからも新しい知識をどんどんインプットして治療に活かして生きたいと思います。
自分の技術を高めて1人1人に合った治療を提供できるように精進していきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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