膝関節

セラピストが膝関節のリハビリをするときに抑えておきたい知識と評価

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臨床に出始めた頃は、

「学校の勉強の殆どが役に立たない」
「患者さんを診れないから勉強しなくちゃ」
「何を勉強したらいいかわからない」

こんな問題が出てきます。

この悩みの解決策は

勉強して、実践して、失敗して、改善!!

これを繰り返すしかないと思っていて、、、

やはり、失敗を恐れて何もしないと全く成長しないし自信も付きません。

たくさん勉強して大いに失敗しましょうと伝えたいところです。

とはいえ、たくさん情報がある中で必要なものを選ぶのはけっこう大変な作業で、

どんな教材でどんな知識を入れればいいか、ここがうまくいかずに勉強できないひともいるのではないかと思いこの記事を書いてみました。

 

 

この記事でわかること

  • 膝のリハビリをするのに必要な知識が分る
  • 膝の勉強をするのにおすすめの参考書がわかる

 

セミナーに参加したり参考書を読んだり色々勉強法はありますが、なるべく自分で勉強したいと思っている方は参考になると思います。

是非最後まで読み進めてみてください。

セラピストが膝関節のリハビリをするときにおさえておきたい知識と評価

セラピストが膝のリハビリをするときにおさえておきたい知識は以下のとおり

  • 膝関節の機能解剖
  • 疾患の病態
  • 膝関節にかかるメカニカルストレス

この3つがわからなければ患者さんをリハビリでよくできるのかわからないしできたとしても正確な評価治療ができないです。

例えば、実際に僕が経験した例を思い返すと

膝がめちゃくちゃ腫れていて関節穿刺をして血腫が抜けたけど、

レントゲンに異常がないから膝に問題はないと言われる。

→実際にしっかり評価(問診、視診、触診、スペシャルテスト)をして、どうも半月板が絡んでいそうだったのでドクターに相談

→MRIで精査したところ半月板が断裂していた

こんな経験もあります。

前医と僕の違いは、

知っていたか知らなかったか

だけなのですが、それが患者さんにとっては大きな差になってしまいます。

運動器に関わるセラピストであれば、このへんはしっかりと評価できるようにしておきたいものです。

臨床での評価力を上げるには、上の3つのカテゴリーの知識はしっかり抑えたほうが今後のため。

ということで、この3つで特に何について勉強したら良いか詳しく上げていこうと思います。

膝関節の機能解剖

目的は、

膝がどういった状態だと正常かその基準を理解する事です。

それに必要な知識を更に細かく上げていきます。

①膝関節を構成する骨・靭帯・筋肉・神経を学習する。

まずは、膝がどんな組織で構成されていてその組織のどんな機能によってどんな運動が起こるか理解する事が重要になります。

構成する組織と基本的な動きがわからなければ、どの動きが異常でどこの組織が症状の原因になっているか判別がつかないんですよね。

僕がはじめの頃にやりがちだったのは、
とりあえずマッサージでもしておく。

理由は以下のとおりで

  1. なぜ痛いのかがわからない
  2. どこが痛いのかがわからない
  3. どこに治療したらいいかわからない

なら、軽くマッサージしておくのが無難。

こんな思考でした、むしろ思考停止でしたおそらく、、、

これだと、次の患者さんも同じループで結果的に成長しないという悪循環です。

痛みが出ている部位とその原因がわかれば症状を変えられなくても悪化はさせないはずです。

最初は高望みせずに

痛みが出ているを組織を特定できる

を目標に、解剖の勉強を推し進めましょう。

②疾患の病態

ここで抑えておきたいことは膝関節にはどんな疾患があるかということ。
疾患を知っておくことで、

手を出していい症例なのか
どんな治療を選択する時期なのか

を理解しておく必要があるなと感じています。

特に外来でよく遭遇する膝関節の疾患は、

  • 変形性膝関節症
  • 偽痛風/関節炎
  • 半月板障害/損傷
  • 靭帯損傷
  • 鵞足炎
  • 腸脛靭帯炎
  • 骨折

 

このあたりを、

  • 病態
  • 所見
  • 治療法

などに分けてしっかりと整理しておくことが、臨床を楽にすすめるためのポイントです。

ほんとによく遭遇する疾患なので、このあたりの知識をつけるだけでよくできる患者さんの幅が格段に増えて自身を持って患者さんを診ることができますよ。

 

③膝関節にかかるメカニカルストレス

CKCとOKCでどんなストレスがかかっているかしっかりと評価することが大切。

僕がおすすめするのは、

CKCからOKCの評価へ流れていくこと。

理由としては、

全体的にみて膝にどんなストレスが掛かっているか評価し、それを頭に入れていた上で局所にどんな機能異常があるかを観察するって感じです。

局所に多くの問題があれば膝関節だけの治療でそれなりに改善するだろうし、

逆に膝関節に大きな異常が見られないのであれば隣接関節(股関節・足関節など)の機能の問題がある場合があるのでそちらの治療をしていく必要があります。

具体的な流れは、

主訴=しゃがんだときの痛み

    1. 実際にその動作をしてもらう(CKCでの評価)
      →痛みとともに膝が Knee in toe out している
    2. 仰臥位にて膝の屈曲(OKCの評価)
      →膝の屈曲に伴い下腿の外旋がみられる

ここからわかること

屈曲時の下腿外旋が、今の症状の原因になっている可能性大
まずは膝関節の下腿外旋の動きをどうにかする必要がある。

→そしたら、緊張している部分を緩めて内旋方向の筋肉を使えるようもっていこう
→もしそれで改善しなければ、股関節・足部の問題も考慮しようかな、、、

こんな推論ができます。

臨床で一つ言えることは
信頼関係が築けていないときは、痛みが無いところの治療をすると“何だこいつは”と不審がられるということ。

1度不審がられると信頼してもらうのに時間がかかるので、そういった点から考えても評価の段階で全体の状態を捉えておくのはありだと思いますが、治療は局所→全体がいいです。

これ、結構重要なことだと思いますね。

④KAM・KFM・KEM

準備中です

やはり臨床に出るセラピストは最低この辺をおさえておきたいですね

このあたりが膝関節疾患の患者さんを見るときに抑えておきたい最低ラインですね。

上記の知識があることによって、最初から最後まである程度の予後を見通すことができます。

予後予測は重要ですよ。

具体的に上げると

  • 初期評価の段階で手に負えるものなのかが判別できる
  • 損傷している組織と損傷度合いがわかるので大体の予後予測ができる
  • 患者さんにあった治療を選択し症状を改善できる

 

この3つができるようになると患者さんとの信頼関係も付きやすいです。
患者さんを見る上でテクニックよりも信頼関係の構築のほうが重要といっても過言ではないと思います。

効果の出る治療を目指すために毎日一つひとつ積み上げるのみです。
ともに向上していきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

膝のリハビリに関するおすすめの書籍【この2冊がバイブルです】

僕がかなり参考にしている書籍を紹介しておきます。

あれこれ悩むよりもこの2冊を手にとってみてください。

 

膝関節理学療法マネジメント
理学療法評価学

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