柔道整復師

柔道整復師にオススメの参考書8選【】

投稿日:2019年6月1日 更新日:

学校の勉強だけじゃ患者さんをよくできないから本を買って勉強しよう。でも、どんな本を買ったらいいかわからない。なるべく、わかりやすい本誰か教えてくれないかな、、、

こんな疑問を解決していきます。

 

セラピストとしてスキリアップできる本を紹介します。

学校で習った知識だけで患者さんの症状を改善していくのはかなり難しいです。なので、卒業後は自分で知識をつけていくしかありません。

ただ、医学書は結構値段が高いというのも事実。選ばれし最高に良い本を手に入れたい、そう考えている方にはおすすめの記事になっています。

整形外科で10年間、外傷と運動器疾患を中心に勉強してきた僕がこの本に出会えてセラピスト人生変わったなと思える本を紹介しています。

 

この記事を読んでわかること

  • セラピストとしてスキルアップできるおすすめの本
  • 勉強した知識を無駄にしないための方法

 

最後まで読むことで、おすすめの本だけでなく勉強するときに大切な考えかたまでわかるので、明日の臨床からすぐ実践できること間違いなしです。

何を勉強したらいいかわからない人は、

臨床で患者さんを良くするための力=臨床力を上げるために必要なことが書いてあるこちらの記事をどうぞ。

運動器リハビリの評価・治療上達のコツ【6つのカテゴリー分け】

 

セラピストとしてスキルアップできるおすすめの本8選

僕の治療の土台を作ってる本は次の5冊です。

  1. 触診のスキルアップ 骨格筋の形と触察法
  2. 機能解剖の本 筋骨格系のキネシオロジー
  3. 徒手検査の本 図解 四肢と脊椎の診かた
  4. 姿勢の導入 姿勢の教科書
  5. ニガテな痛みの理解 よくわかる痛み・鎮痛の基本としくみ
  6. 外傷の治療に 実戦にもとづく骨折・脱臼の保存療法
  7. 外傷を見るのであれば 運動療法に役立つ単純X線像の読み方
  8. 整形外科の基礎 標準整形外科学

こんな感じ。

 

ここに上がっている本は、人の体に触るため・運動器の治療するために最低限必要な知識を得るための本です。

 

よくあるのが、治療技術の勉強はしているけど、人のカラダの基礎(生理学・解剖学・運動学など)を、おろそかにしているといったパターン。これだといつか頭打ちになるかと、、、

基礎をしっかり勉強して揺るがない土台を立てましょう。

基礎をしっかりと固めるためのおすすめの書籍を紹介していきます。

 

①触診のスキルアップ 骨格筋の形と触察法

効果的な治療をするのに触診の技術は必須です。正確な触診をするには組織のイメージができていることが必要な条件だと思っていまして、、、

僕がこの本を購入したきっかけは、他の解剖アトラスではそのイメージが上手くできなかったため。

もう少し詳しく解説すると、イラスト系のアトラスでは筋肉の形状や位置関係、深さまではイメージできなかったということ。しかし、この本はご遺体を解剖した肉眼写真が掲載されているので非常にイメージしやすいです。

触診がなかなかうまくできないという方にはおすすめの1冊です。

同じような本でこちらもおすすめ。

②機能解剖の本 筋骨格系のキネシオロジー

カラダの動きの中で一つ一つの組織がどんな役割を持っているかを勉強するにはいい本です。

おんなじ筋肉という括りでもそれぞれ役割が違いますよね。

例えば僕は膝が好きなので大腿四頭筋を例に上げると、

大腿直筋関節を動かす

広筋群関節を安定させる

 

大まかに言うとこんな感じで、筋肉という大きな括りでも収縮することによって関節に与える役割は違います。

これはたった一つの例なので、カラダにはこんなことが無数にあります。

そういった、それぞれの組織の個別な機能や、それが合わさったときにどんな動きがカラダに起こるのかがこの本には詳しく載っています。

運動器のことをもっと深く勉強したいときにこの本はうってつけです。

③徒手検査の本 図解 四肢と脊椎の診かた

今の症状から疾患を絞り込んでいくときに徒手検査が必要です。

患者さんの症状の原因が何かわからず、思考停止しながらルーチンの手技だけやっていても良くならないです。良くなってもまぐれです。

例)腰椎椎間板ヘルニア後の梨状筋由来の下肢痛

(スライドを挿入)

この図のとおりで、ここまでしっかりと下肢痛の原因を特定しつつ治療するのと、適当に臀部のマッサージをして下肢痛が良くなったでは、同じ良くなったでも得られるものが全然違います。

この本には、部位別に最低限必要なカラダの触診部位や徒手検査が網羅されています。原因を突き止めて再現性の高い治療を求めているのであれば、評価の本としてこの本は非常におすすめです。

④姿勢の導入 姿勢の教科書

不良姿勢が患者さんの症状の原因になっていることはよくあります。正常な姿勢と異常な姿勢を勉強するのにこの本はおすすめです。

この本も一般の人でも読みやすいように出来ているため、姿勢の勉強の取っ掛かりを作るにはもってこいの本です。

豊富なイラストとわかりやすい解説で、異常姿勢のパターンと原因、それに対する対処まで載っています。この本の知識をベースに少し難しい本で肉付けしていくと、姿勢に対する知識にボリュームが増し、臨床での姿勢に対する評価・治療がすごくやりやすくなると思います。

特に詳しく姿勢に関する授業を受けていない方は、そういうところに対する苦手意識が強いように感じます。ただ、患者さんを診るのにその苦手意識をそのままにしておくわけにはいかないので、簡単で読みやすいものからどんどんと掘り下げていく勉強法がおすすめです。

⑤ニガテな痛みの理解 よくわかる痛み・鎮痛の基本としくみ

やはり、患者さんの訴えは“痛みの改善”が多いです。痛みについての理解が浅ければ的確な治療を提供できないということ。

現場に出ている方はわかると思いますが、患者さんの痛みの訴え方は多様ですよね?それぞれの訴えに対して、対応が違ってくるということです。

特に重要なのが、炎症性の痛みなのか機械的な刺激によるものなのか。この2つは、患者さんが“痛い”という訴えをしていても、安静にして炎症をひかすという対応するのか、機械的刺激を特定しそれを減らすように対応するのか、だいぶ違った選択をする必要があります。

お互いに不幸にならないためにも、この本を読んで勉強しましょう。

⑥外傷の治療に 実戦にもとづく骨折・脱臼の保存療法

骨折の治療は手術と保存療法の選択が出来ますが、断然保存療法のがいいと僕は思います。

断言するのは、両方の患者さんを診ているからです。

そんな僕なので、骨折の整復や固定に関する良い参考書を探しているのですが患者さんによってだいぶパターンが違ってくるので1つの参考書ではなかなか網羅できません。ただ、自分の中で外傷に対する治療の軸みたいなものは決めておきたいと思っていました。

その軸になっているのがこの本です。この本は写真付きで整復・固定の仕方も載っていますし、大体の経過の流れも理解できるいい本です。

患者さんが1番気にするのは、固定されてつらい状況がいつまで続くのかということなので、治療の大まかな経過を患者さんに伝えられるのは、信頼してもらう上で非常に重要なことなので役立っています。

外傷を保存でやっていきたいというひとが、治療の軸とするにはおすすめの本です。

⑦外傷を見るのであれば 運動療法に役立つ単純X線像の読み方

運動器を診る方はレントゲンを見れて損はないです。

どんな外傷だったか、変形はどの程度か、アライメントはどうか、患者さんを外から見ただけではわからない情報がたくさんあります。

この本の良いところは、正常を知りつつ異常なレントゲン像や診るポイントを知ることができるところ。正常を見慣れることが間違いを発見する近道です。

この本ではどちらも勉強できるのでおすすめです。

⑧整形外科の基礎 標準整形外科学

最低でも整形外科疾患は知っておく必要があります。特に、こういった勉強をしていない人は運動器を診るのであれば必須です。

自分が診れるものと診れないものを知らないのは非常に危険ですよ。みなさん、くまと遭遇した時素手で戦おうなんて思わないですよね。それは、くまが自分より強くてかなわないと知っているからです。人のカラダでも一緒です。

腰痛の原因が骨折だったり内臓からくるものであったら、セラピストにはどうにもできない場合が多いので専門のドクターにしっかり任せる必要があります。

この判断ができるようにするためには、相手がいかに危険かを知る必要があります。

この本にはよく整形外科などで遭遇しやすい疾患が網羅されています。ということは、日常で遭遇する可能性ありです。しっかり頭に叩き込みましょう。

 

 

本の紹介だけ気になる方はここまで読んでいただければ大丈夫です。ありがとうございました。

ここから先は “勉強した内容をどうやって臨床に活かすか” という話です。

勉強した知識を臨床で活かすまでがゴール

よくあるパターンが、本だけ読んで満足してしまうということ。これでは、本を買った意味がありません。臨床に落とし込んでこそ、本たちも喜んでくれるとおいうものです。

でも臨床に落とすことがそもそも難しんですが、、、

そのとおりです。僕自信も、つい最近まで本を読んで臨床のどこに利用していいかがわからないでいました。

勉強した知識を使えるまでにする方法

本の内容を無駄にしないためにも、勉強した知識を使えるようにしなければいけません。ここまで持っていってやっとセラピストとしてスキルアップできた状態です。

僕がおすすめする方法は、1日に一つ勉強した内容を臨床で実践してみること。

勉強した内容がどういった患者さんに当てはまるのかを確認することが非常に重要で、今回おすすめした本では以下のことができるようになります。

  • 骨・筋肉・軟部組織の触診
  • レントゲン画像と臨床所見のすり合わせ
  • 症状と徒手検査のすり合わせ
  • 部位と痛み方の関係性
  • 臨床でよく遭遇する疾患と症状

こんな感じです。

非常に重要なことなので、上記のことを意識しつつ勉強した内容と現実を一つずつすり合わせていくと、セラピストとしての力がメキメキと上昇していくのを感じるはずです。

基礎を固める本が結局最強

たくさんの医学書がある中で今回の記事では、基礎を固めていくような本を中心に紹介しました。回り道をしているようで、実際この方法が1番の近道のように感じます。とりあえず、リスク管理をしつつ症状の原因を突き止めることが最優先です。

正常を理解してなければ、異常がわからないし治療もできませんので。

10年間、整形外科で勤務していますが、この方法を実践してから、明らかに患者さんの満足度も高く信頼を築けるようになりました。

ぜひ明日から実践してみてください。

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