柔道整復師

柔道整復師が骨折を診る時に必要な知識

更新日:

柔道整復師 必要な知識

最近外傷が多くてワクワクしている気ままセラピストのなおやです。
柔道整復師として外傷を診ている先生方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
今では“保険のきくマッサージ屋”と呼ばれている整骨院ですが、そこへの供給は十分に間に合っていると思います。
今後柔道整復師が生きていく道はやはり外傷が診れるというところに戻ってくるのではないかと思っています。

柔道整復師の本来の仕事について記事を書いています。もしよろしければこちらもご覧ください。
整形外科クリニックでの柔道整復師の業務内容はこれです
なので僕は他の柔道整復師の方がやらないことをコツコツと積み上げていきます。

もし同じように骨折をしっかり診れる柔道整復師を目指している方は最後まで御覧ください。

柔道整復師が骨折を診る時に必要な知識

柔道整復師が骨折を診る時に必要な知識は

①画像から骨片転位を正確に理解する
②整復
③固定
だと思います。

特にその中でも、①画像から骨片転位を正確に理解するは、その後の整復固定のクオリティーを高めるために重要なので特に力を入れていきたいところです。
ひとつひとつ解説します。

整復固定の前にまずは骨片転位の把握

骨折の患者さんが来てすぐに整復をして固定というのはなかなか危険です。

骨折がどのような状態なのかしっかり知らないと余計に転位を強くしてしまう場合があるからです。

僕の実体験ですが、前腕両骨骨幹部骨折の患者さんの整復をさせてもらったとき、しっかりと骨片転位を把握できなかったため余計に転位を強くしてしまったという経験があります。
骨折の整復固定をする前にしかりとレントゲンを確認してどのように骨片が転位しているかを詳細にイメージする必要があります。

骨片転位を詳細にイメージするために僕が行ったことは、正常のレントゲンをひたすら見まくるということです。
基準となる正しいレントゲン像が、しっかり頭にはいっていなければ比べる対象がないのでいくら骨折しているレントゲンをみても骨折があるくらいしかわかりません。
骨折を整復するときは、末梢片がどれだけ回旋してるのか、どれだけ短縮しているか、何個に折れているかを把握する必要があります。

具体的に僕がみている骨片転位のポイントは、短縮、回旋、側方転位、です。これを、把握してから整復に望みます。
最近は、掌側バートン骨折の整復をやらせてもらったのですが他の橈骨遠位端骨折とは骨片の転位も違うので整復・固定の方法が全く違います。
当たり前ですが、、、

整復のポイント

整復する時に意識しているのは外力をかける順番です。
力のかける順番が違うだけで整復の成功度も変わってきます。大体の骨折は短縮しているため骨と骨が噛み込んでいます。
このような場合は、一度骨折部を折れている方に折り曲げてから牽引をかけることで短縮が取れやすくなります。

具体例をあげると、若い方の撓骨遠位端骨折は末梢片と中枢片の骨折部が噛み込んでる場合がありその場合は学校で習う屈曲整復法で整復します。噛み込んだままではいくら折り曲げようとしてもなかなか折り曲がらないですし、骨折部を余計に炒めてしまうこともあります。

逆に、高齢者の撓骨遠位端骨折は粉砕骨折で末梢片がいくつにも割れている場合がほとんどなので、骨を1つにまとめるように集めながら牽引をかけていきます。

整復は非常に痛いので、なるべく一回で操作を完了してあげたほうが患者さんのためになります。
いろいろな参考書や文献などを集めて勉強しておくことで、どんな種類の骨折にも対応できる知識と技術を日々獲得しましょう。

固定のポイント

固定するときのポイントは、再転位してしまう外力がどんな外力なのかをしっかりイメージすることです。整復する前のレントゲンを見た時点である程度決めておきます。

整復してみるとわかるのですが、すぐ整復できてしまう骨折となかなか整復出来ない骨折とがあって、すぐ整復できる骨折のほうが再転位しやすいです。

再転位を起こさないポイントは、ズレていく方向をしっかり止めておくことです。

これは、それぞれ違うのでここですべてを解説するのは難しいので別記事でそれぞれの骨折に対する整復固定の記事を書きたいと思っています。

今回は、整復固定する前にしっかりとレントゲンを確認して骨片転位を把握しましょうという記事を書きました。
ほんとに骨片転位の理解は重要で2次元の情報を自分の頭の中で3次元にするのは結構訓練が必要になるので、これも毎日の積み上げ作業です。
もしレントゲンを見る機会があれば、しっかりと確認をしてまず自分で考えてみて、上司や先輩はそのレントゲンをどのように解釈したのか聴いてみると良いかもしれません。
僕も毎日積み上げ作業です。
最後までご覧いただきありがとうございました。

カラダ・ラボ  オレンジ

-柔道整復師

Copyright© カラダ・ラボ オレンジの日記 , 2019 All Rights Reserved.