柔道整復師

【実践にもとづく骨折・脱臼の保存療法】骨折保存療法のバイブルです

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僕は結構、柔道整復師の中でも外傷を覆う診ている方だと思います。
しかし、それでもまだまだ経験が不足しています。
そのために、参考書を見たり先輩に聞いたりしながら外傷に対して向き合っているんですが、、、

なかなか参考になる骨折の保存療法について書かれた本がないという悩みを常に抱えていました。
しかし!!ついに見つけてしまいました。

実践にもとづく骨折・脱臼の保存療法

という本です。

この本は、まるまる保存療法について書かれている非常に貴重な本です。
柔道整復師の必要性について記事を書きましたが、その外傷を保存療法で見るためのエッセンスが凝縮された本です。
柔道整復師の先生方にはぜひ1度みていただきた本なので、今回はこの本を紹介していきたいと思います。

■【実践にもとづく骨折・脱臼の保存療法】骨折保存療法のバイブルです
実践にもとづく骨折・脱臼の保存療法
【共著】
竹内義享
堺 研二
西川順三
上村英樹
出版社:南江堂

■柔道整復師の先生の経験をもとに書かれた本です
この本は柔道整復師の先生の経験をもとに書かれた本です。
なので内容が非常に実践的で、固定のポイントや保存療法にに適さない場合など臨床で外傷を保存で診る場合には大変重要なアドバイスがすごく多く載っています。

自分で診ていいもの診てはいけないものの、線引をしっかりと教えてくれるというところがおすすめポイントです。

なんでも自分の技術で治してやるという自信を持つのはいいですが、エゴはやめたいですね。
患者さんが不幸になるので、、、

更にこの本は整形外科のドクターも制作に関わっていて、やはり現在は観血療法が主流で保存療法は過去のもので、臨床には役に立たない非科学的な治療として葬り去られようとしているようなのです。

この本を書いているドクターは臨床で保存療法の人気がない理由を序文でこのように言っています。

  1. 皮膚の上から骨折部の転位を立体的に想像しながら整復することは極めて難しい
  2. 想像下で整復操作を行うこと自体が非科学的で野蛮的印象を与える
  3. ようやく整復できてもその後の固定が難しい(転位をきたしやすい)
  4. 最も重要な位置を占める固定後の経過観察・管理に充分な時間を取れない
  5. 固定後にさまざまな制限(荷重制限など)が求められる
  6. 診療報酬上のメリットが極めて少ない(保険点数が極端に低くなる)

参考・引用書籍:実践にもとづく骨折・脱臼の保存療法

実際に働いていても思っていたことが書かれていました。
特に6番目はやっぱりなといったところですね。

実際には、観血療法も保存療法もどちらにもメリット・デメリットはあるし、患者さんの状態や生活環境によってもどちらを選ぶかは変わってくると思います。

しかし、どちらかしか選択できないのと、観血療法と保存療法のどちらか選択できるでは大きな違いがありますよね。

こんな感じで、保存療法に理解がある整形外科のドクターも一緒に書いている本なのでこんな充実した内容の本ができたんですね。

基本的な構成は、

骨折・脱臼の総論と各論に別れていて、
総論では骨折の修復過程や整復操作や固定の基本的なやり方が書かれています。
各論では、その骨折・脱臼について、保存療法の適応か適応で無いかや、固定のポイントなどが詳しく載っています。
写真が非常に多く使われているので、レントゲン画像などと合わせてしっかりイメージもできる点がすごくおすすめです。

それ以外に重要なのは組織の修復過程ですね。

患者さんにどれくらいで骨が安定してどのくらいで固定が外れますと前もって伝えておくと、意外と納得して治療をさせてくれます。
治療経過をある程度伝えられる技術も必要かなと思います。

ほんと、骨折治療の基本はこの本で学べるのかなと感じて今でもよくお世話になっています。

■まとめ
保存療法のメリットを生かすも殺すも術者次第で骨折に対する取り組み方で治療成績が大きく変わります。
実際に保存療法で外傷を診ていると胃がキリキリと痛むことばかりですが、患者さんが信頼して僕たちに治療を任せてくれるうちは、全力でそれに答えていかなければいけないと思います。
そのための、軸を作るための1冊としてこの本は最高の本です。
外傷を診たい方はぜひこの本を読んでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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