柔道整復師

改定第2版 骨格筋の形と触察法【触診の勉強におすすめ】

セラピストにとって目標の組織をしっかりとイメージし的確に触るというスキルは重要ですよね。

わかっていて触れていなければ適切な手技療法は成り立たないから。

例えばこんな感じ、

中間広筋の理解

  • イメージできない:大腿の全面にあって大腿直筋の下についている
  • イメージできる:大腿直筋の下で内側広筋の外縁から外側広筋の外縁まで大腿骨を覆うようについている

上の2つではだいぶレベルが違うのがわかります。

少しの違いのようで大きな違い、、、

しっかりと組織を触るには、その組織のイメージがしやすい解剖学の参考書が不可欠。それが、今から紹介する『骨格筋の形と触察法』という解剖学書です。

まだ良い解剖学所に出会っていない方、この本の購入を悩んでる方はこの記事を読んでみてください。

僕は10年間、整形外科クリニックに勤務してたくさんの運動器系の疾患のリハビリをしてきましたが、この本と出会って格段に組織を触る力がつきました。

この記事を読んでわかること

  • 骨格筋の形と触察法の著者
  • 骨格筋の形と触察法の概要
  • 実際に骨格筋の形と触察法を使って
  • まとめ:スキルアップには必須の本

価格は高いですが、値段以上の価値がある本です。

 

骨格筋の形と触察法の著者の紹介

2人の著者を紹介します。

河上敬介

引用:国立大学法人 大分大学HP

著者:河上敬介

所属:大分大学

部署:福祉健康科学部

職名:教授

学位:博士(医学)(名古屋大学)

研究分野:

人間医工学/リハビリテーション科学・福祉工学/

基礎医学/解剖学一般(含組織学・発生学)/

神経科学/神経・筋肉生理学/

磯貝香

引用:常葉大学HP

 

著書:磯貝香

所属:常葉大学

部署:保健医療学部

職名:教授

研究分野:人間医工学/リハビリテーション科学・福祉工学/

 

骨格筋の形と触察法の概要

 

骨格筋の形と触察法

 

登録情報

書籍名:骨格筋の形と触察法

大型本: 455ページ

出版社: 大峰閣; 改訂第2版 (2013/04)

言語: 日本語

発売日: 2013/04

サイズ: 30.2 x 21.8 x 3.6 cm

 

“医師が手術や投薬の対象となる器官を充分に理解したうえで最善の治療を行うのと同様に、理学療法士、作業療法士、柔道整復師および鍼師などのコ・メディカルも、我々の業務の対象となる器官を充分に理解したうえで治療を行うべきである。”

骨格筋の形と触察法 Pⅲ 初版の序より引用

この言葉からわかるように、著者の熱い思いが伝わってくる1冊です。

この本の素晴らしいところは、体表から触れることのできるランドマーク(骨の出っ張り)の位置関係から、それぞれの筋肉の走行を推定する方法が豊富な写真やイラストを中心に解説されていることにあります。

イラストでの筋の特徴や解説、御献体の画像、ランドマークの解説、各筋肉をきちんと触れるような探し方など、これ一冊で、骨格筋の本は充分かと。

触診力・触察力を高めるコツは、目的の筋肉をイメージすること。 一流のセラピストは体表から体を見るだけで目的の組織が浮き上がってみえるといいます。

ここに必ずあるはずだとしっかりイメージして触れることにより、指先の感覚がとらえるわずかな感触の変化を脳が識別することができます。漫然と触れるだけでは、脳がそのわずかな指先の感覚の変化を感じ取ることができません。

どうでもいい解剖学書を何冊も買うくらいなら、これを一冊持っていた方がかなりスキルアップできるはず。

また嬉しいことに一般的な解剖書にはみられない、筋膜や腱、靭帯などによる筋肉同士の機能的な繋がり(筋連結)についても載っています。

そうは言っても読んでいるだけではスキルアップはできません。

 

骨格筋の形と触察法でスキルアップ

この本のおかげで徒手療法のスキルアップができました。

理由は以下のとおり、

  • 組織のイメージがしっかりできる
  • 触り方の手順がわかる

この2つができると治療の基本スキル触診がめちゃくちゃレベルアップします。

例をあげると僕は膝関節の治療が好きなのですが、この本をベースにしてから大腿四頭筋の触診や治療の仕方が上手くなりました。

何も考えず触っていた時は、

大腿四頭筋=大腿の前側についている筋肉

くらいの印象でしたが、実際にこの本で確認すると、

大腿四頭筋=大腿骨をほぼ覆っていて後面まで付着している筋肉

に変化しました。この違いって非常に大きな違いです。

大腿四頭筋は前についてて後ろについている筋肉がハムストリングスみたいな考えをしていると、実は触ってたのが目的の筋肉ではなかったという残念な現象もあるということ。

これでは的確な治療ができないので効果も安定せず上がらないですね。

基本が非常に重要です。

 

まとめ:組織に確実に触ろう

この『骨格筋の形と触察法』が素晴らしい本だということはわかっていただけたでしょうか。

セラピストにはしっかりと組織に触る力が必須です。

それには、組織をしっかりとイメージして正確に触ることが重要です。

そのイメージと触り方の2つを網羅しているこの本はセラピストとしてスキルアップするには必要になります。

今ひとつ治療効果が出せなくて悩んでいる方は、一度初心に帰りこの本とともにもう一度触診から初めて見るのもいいですね。

書店やAmazonなどでぜひ探してみてください。

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